HIKO HYAKUSOKU5月9日9 分100連詩ごっこ(後半)前回に続けて、連詩の後半を掲載します。 なお、片割れの寒河江光氏(本名:西澤光義氏)は、戯曲、現代詩、文芸評論などに長けた国際的免疫学者で、私の友人であったが、2017年に、無念にも病死された。ここに、深甚なるお悔やみの心情を捧げて、ご冥福を祈念します。 51 光...
HIKO HYAKUSOKU5月2日9 分1995年頃、故寒河江光氏と交わした、100連詩ごっこ、を50連詩まで掲載します。のこりの50から100までは、次回に掲載予定です。 北岡冬木第四詩集 100連詩ごっこ (対詩:寒河江光、三行詩限定、1995詩作) 1 寒河江光 見上げると季節の横風に蒼空の神経既に花めく 小宇宙につぼむパルスは言葉によって撃つと描き初めし時のめぐり...
HIKO HYAKUSOKU4月30日5 分北岡冬木:第五詩集 懸垂する魚群北岡冬木:第五詩集 懸垂する魚群 (1995—2003、挿し込み歌はフィードバックした20代の作) 半世紀の紙屑桜 紙屑桜は半世紀を超え 琥珀の空洞を滅滅と記憶喪失したか 紙屑吹雪き底なし碧空への乱舞 春も踊りも陶酔も出立も昨日の錯覚だった 何もないのに希望という作為...
HIKO HYAKUSOKU4月9日8 分1993年から1年、シドニーに留学(オペラハウスからハーバーブリッジとノースシドニーを撮影) 1993年から1年、シドニーに留学した折、したためた詩の一部を以下に示します。 第三詩集 南十字星の都から 1993年にシドニーに1年間住んだ。 その時寒河江光氏と交換した連詩の片割れである。...
HIKO HYAKUSOKU4月2日4 分嘗て文芸評論家の寒河江光氏が、詩人「北岡冬木」について、評論してくれたので、ここに紹介する。北岡冬木論 寒河江光 家常茶飯神話詩 詩人の誕生は宿命に負う他は無い。 かといってそれは亦少しも特別の事態ではない。 私達の一挙手一投足とは全て私達の宿命の分岐であるのだから。 どちらに転んでも差し当たって違いは無いように見える一挙手も在れば、生死の境を分きかねない一投足も...
HIKO HYAKUSOKU2月5日3 分詩人「北岡冬木(私の筆名)」の詩論と代表詩ちょっと休憩しましょう。 詩人「北岡冬木(私の筆名)」の詩論と代表詩 現代詩私論(北岡冬木) 昔の詩はわかり易いが、現代史は分かり難い。と言う認識は誰にもある。それはそうだと思う。 何故かと言えば簡単である。例えば昔の印象派の絵画はわかり易いが、20世紀以降のピカソやミロに...