なぜ、#美容外科医になるには、#形成外科の研修が必要か?
- HIKO HYAKUSOKU
- 4月24日
- 読了時間: 2分
1970年代の後半、#日本形成外科学会と#日本美容外科学会(JSAPS)が、設立されました。JSAPSはJapanese Society of Aesthetic and Plastic Surgery の略で、#国際美容外科学会(ISAPS)
に加盟を許された学会です。その頃から、日本の美容外科は既に形成外科学会と無関係に存在していたため、別に、同名の日本美容外科学会(JSAS)が設立されました。御覧のように、“P”が抜けています。即ち、形成外科=Plastic が抜けています。元々形成外科とも関係に美容外科(当時は美容整形とも呼ばれた)医や、整形外科、麻酔科、一般外科などから参入した「美容外科医」を中心に設立されました。それが、現在も続いているのです。そして、正に「#直美」の受け皿になっています。
JSAPSの方では、#形成外科専門医取得後にしか、#美容外科専門医取得の研修を認めず、これは厚労省もお墨付きなのです。要するに、形成外科を十分に研修しないと、美容外科医として認めないと言うことです。
では、何故に「美容外科医」になるために、「形成外科」の研修が必要なのでしょうか。
それは、皮膚の構造、皮膚疾患の実践的知識、皮下の神経や血管、キズの治癒と後遺症、内出血の対外誘導、感染症の診療、異物の実践的知識、レーザー・光治療の実践的知識、軟骨や骨移植の実践的知識、などなど形成外科でしか学べない美容外科に必須の研修内容があるからです。
これらの研修なくして「直美」に走る医師と、経験不問の広告で若手医師を募集する美容外科チェーン店は規制されるべきと思います。
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