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  • 執筆者の写真HIKO HYAKUSOKU

刺青取りのトラブル/ 金の糸について

<刺青取りのトラブル>

 

刺青は入れ墨・タトゥーなどの呼称がありますが、真皮の部分に色素を針で刺して注入します。

治療の便宜上、簡単に分類します

 

1. 黒の筋彫り 

色彩を付ける前の状態や名前の彫り物でレーザーで消せる場合が多いのですが、何度も必要であり、完全には消せない場合もあります。消した部分が色素脱失して白斑になり、消したはずの形が残ってしまうこともあります。

 

2.黒のベタ塗り

レーザーを何回も照射すればするだけ消えますが、そのためには莫大な費用がかかります。手術的に切除・縫合したり、削って皮膚移植した方がコストパフォーマンス的に良い場合もあります。

 

3.色彩のあるベタ彫り

色彩によってはレーザーでは消せない場合が多いので、やはり切除縫縮か、縫縮できない場合は皮膚移植もやむを得ないでしょう。

トラブルとしては、感染によるキズの開大や移植した皮膚の定着が悪いという相談があります。また、まれに切除・縫合後に感染でキズが開いてしまい再手術が必要になった、という悲惨な例も診ました。

しかし、患者さんにも刺青という負い目があり穏便に取り扱うことが多いようです。

 


レーザーによる筋彫りの消去。           



一度の照射では完全には消えないことがある。



<金の糸について>

2000年前後、ロシアから金の糸を顔面の皮下に刺入することでコラーゲンが新生し肌の若返りや小じわ・たるみの除去に効果がある、という触れ込みで一部の美容外科医によって行われたようです。しかし、その根拠は乏しく殆ど普及しませんでした。

そればかりか、網目のように刺入された患者さんが多く、抜去は困難であり、MRI撮影を断られる、といった不利益が生じてしまいました。顔中にキズをつけても取ってくれと言われれば挑戦できないことはありませんが・・・。


金線の網目状の刺入が認められるX腺像。(非常に細い金線が縦横に張り巡らされている)

左右は同一患者である。


スクエアクリニック公式HP


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#刺青取り #金の糸

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