口唇形成のトラブル
口唇の美容手術のトラブルは少なく、厚ぼったい上唇を薄くしたが薄くなり過ぎた、という位です。鼻の形成後のトラブルにも共通するのですが、医師の客観的観点と患者さんの主観的観点の齟齬が原因となることが多いので、解決が困難な事例が多いような気がします。
また、外国ではSad Lip と言って、口角が下がっているのを嫌い、口角を上げる手術があります。Z形成術のような、有色人種ではキズアトが目立つ可能性があり、あまり勧められる手術ではありません。
口唇裂変形修正のトラブル
先天的形態異常である口唇裂は、乳児期などに腕(ウデ)とセンスの良い形成外科医の適切な手術によってかなり綺麗になります。しかし、成長によってとくに鼻の変形が進行することが多いです。
美容外科的素養のある形成外科専門医に修正手術や美容外科的手術をしてもらうのがベターですが、必ずしもそうではないことがあります。その結果、不満足な結果でコストパフォーマンスの不満を訴えて来る患者さんが何人かおりました。
ここまで治せない形成外科医・美容外科医は執刀してはいけない
17才女子、他医による口唇裂手術後変形。この年令まで「もう直せない」と我慢して学校生活を送っていたが、
著者執刀で、形成美容外科的手術で人生が変ったという。(左)手術前。(右]手術後。
同じ患者の外鼻変形の形成手術。(左)術前(右)術後
この症例に用いた私の方法。(PEPERS65号より転載)
スクエアクリニック公式HP
警鐘!美容医療の落とし穴: 〜美容外科・美容医療に 纏わるトラブルや後遺症集
美容医療で死なないために: 美容外科・美容医療に纏わるネガティブな問題と近未来への提言
北岡冬木全詩集
#口唇裂変形 #トラブル
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