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顔面のアンチエージングのリスク

  • 執筆者の写真: HIKO HYAKUSOKU
    HIKO HYAKUSOKU
  • 2024年3月12日
  • 読了時間: 1分

下顎部の血管解剖である。


顔面、下顎部の脂肪吸引、糸リフトの解剖学的リスクについて 以下に示す画像は、日本医科大学形成外科小野真平准教授(私の弟子の一人)によって、作成された、実際の人体のMD-CTであり、下顎部の動脈網を分かりやすく現したものである。


これに、顔面神経下顎枝や頤(おとがい)神経がからむのであり、無暗に脂肪吸引したり、リフトの糸をかけるのはすると、極めて危険な部位であることは、形成外科を十分に研修した医師なら知っているはずである。



ここに示した赤い血管はすべて動脈である。

これらの1本でも損傷すれば、動脈血の出血が生じ、頸部全体の血腫による腫脹が生じ得る。 (先日の大阪の美容クリニックにおける、施術翌日の気道閉塞による窒息死は、恐らくこれが原因と思われる。)


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