精神疾患と美容外科―人格障害や執着気質も要注意!
- HIKO HYAKUSOKU

- 6 日前
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百束比古#美容外科後遺症外来
改めて自己紹介です。
姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)
現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
17.#精神疾患と美容外科――人格障害や執着気質も要注意!
以下の項目は精神神経科学の分類ではありませんが、美容外科での分かりやすい分類とさせてもらいます。
精神疾患1.統合失調症
精神疾患2。双極性障害
性格異常1.人格障害
性格異常2。執着気質
性格異常3 PSSD
性格異常4.美容整形マニア
性格異常5.ヒステリー
境界型1。発達障害
境界型2。パニック障害
その他。犯罪隠避目的
いかなる要望があろうと、決してメスを入れてはならないと考える、私の経験上携わった、精神的に問題のある患者さんの種類です。
それぞれについて、説明します。
精神疾患1.統合失調症
統合失調症の患者は、なぜか鼻に拘(こだわ)るようです。顔の真ん中にあり、自分の視野に入るのが原因のことが多いようです。
精神疾患2.双極性障害
いわゆる躁鬱病です。鬱の時は、自殺願望が出るほど落ち込みますが、躁の時は何にでもノリノリで、人生薔薇色になり、美容医療を受けると言う願望が盛んになります。従って、躁の時期に受けた手術が、鬱になった時に後悔や自責の念になることもあり、少なくともメスを入れる治療は避けた方が無難です。
性格異常1.人格障害
殺人を犯したりの犯罪型から、軽微な障害まで種々程度の差があるようですので、一括して語るのは不適当ですが、希望されても手をつけてはいけない性格異常の一つです。
性格異常2。執着気質
飽くまでも、私が経験した注意すべき性格異常です。人格障害者がかなり含まれるのかも知れません。
以前受けた美容手術が、客観的に見たら全然問題がないのに、その結果に不眠を伴う程不満を訴える人がいます。誘因としては、施術医師に対する不満、料金の不満、ネットでの誤った情報の信じ込み、周囲の人の心無い言葉、などです。
性格異常3 PSSD
これは、以前私が学会発表した性格異常の一つです。PSSDは、Post Surgical Stress Disease の略語です。美容手術後に限らず、あらゆる手術の後に起こり得ますが、美容外科手術の後が圧倒的に多いようです。PTSDと言う病気は、Post Traumatic Stress Diseaseの略語で、一般的に良く耳にします。これは、大きな外傷や事故を、目撃あるいは遭遇後に、その時の衝撃が時々蘇って懊悩する病気です。これと同じように手術を受けたことが悪い記憶として、忘れられずに時々蘇って、懊悩する病気です。
性格異常4.美容整形マニア
これは私の造語であり、情報過多な社会の弊害ですが、気質異常の方が被り易いと思われます。美容外科のネットやSNSの閲覧が趣味のようになり、どこそこの先生は評判が良いとか悪いとか、受けた治療の結果が不満だと、SNSなどで誹謗中傷をしつこく書いたり、酷くなると無言電話などの嫌がらせを繰り返すことまで、発展します。
性格異常5.ヒステリー
この気質がある方は、はた目にはわからず、治療の不満が引き金となって、外来受診中にとんでもないヒステリー発作を起こします。絶対に手をつけてはいけない性格異常ですが、如何せん既往を答えてもらうことも難しく、発作が起きるまで分からないので対応のしようがありません。
境界型1。発達障害
これも病型の範囲が広く、一言では語れませんが、望まれても決して美容関係の治療はしないことです。
境界型2。パニック障害
鬱病に類似しますが、乗り物に乗ったり、閉所あるいは広場においてパニック発作を引き起こし、過呼吸に陥ったり、死の恐怖を訴える障害です。美容医療と直接関係はありませんが、美容治療の過程で発作を起こす危険があります。
その他。犯罪隠避目的
逃亡犯が人相を変える目的で、美容手術を受ける事がありますので、警察から「日本美容医療協会」にも問い合わせがいたことがあります。美容医療は保険適応でないので、患者が偽名を名乗っても分からないというリスクがあります。
因みに、市橋達也、福田和子などが有名です。
(左)市橋の手術前。(右)美容手術後。これらは有名な写真です。耳、鼻、口、眼付は変わっていません。

#美容外科後遺症外来 #精神疾患と美容外科



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