非吸収性フィラーの歴史と惨害――ウクライナ、中国から来た物質
- HIKO HYAKUSOKU

- 5 日前
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百束比古#美容外科後遺症外来
姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)
現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
16.#非吸収性フィラーの歴史と惨害――ウクライナ、中国から来た物質
吸収するフィラーは、ヒアルロン酸とコラーゲンですが、毎年注射しないと効果を維持できないと言う煩わしさがあります。一方、非吸収性フィラーは、効果は半永久的ですが、異物肉芽腫による「シコリ」形成の致命的後遺症から免れることはできません。
非吸収性フィラーには、古くはパラフィンやワセリンなどの炭化水素とシリコンジェルがありました。
しかし、それらによる多発性や岩のような一塊のシコリは切除は困難で、乳癌の早期発見の阻害もあり、21世紀になってからは先進国では使用されていないと思います。
そして、20世紀の後半に、ポリアクリルアミド(ポリアクリラマイドハイドロゲル)と言う物質が、フィラーとして、恐らくウクライナで開発され、中国で普及し豊胸術などに多用されました。
筆者はその頃、その安全性について日本―中国形成外科学会で強く警告してきましたが、中国側の医師(もしくは業者)の体の良い反論にあったことを覚えています。
その後、中国の衛生部(日本でいう厚労省)の命でその物質の注射を禁止したようですが、わが国では「アクアフィリング™」と言う商品名で、一部の美容外科で豊胸などに使用されていたようです。
何故この物質が問題であるか、と言うと、単体のモノアクリルアミドは発癌性があり、万が一精製の段階で、単体が混ざると危険であるし、その保証が曖昧であるからです。さらに、異物反応による異物肉芽腫の形成は必発に近く、非吸収性フィラーの範疇に入るからです。


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#非吸収性フィラー #美容外科後遺症外来


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