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ニセ美容外科医の跋扈を許すな!―医師法違反を明確にする

  • 執筆者の写真: HIKO HYAKUSOKU
    HIKO HYAKUSOKU
  • 2 時間前
  • 読了時間: 5分

百束比古美容外科後遺症外来


姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)

現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長

Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com


19.ニセ美容外科医の跋扈を許すな!――医師法違反を明確にする


美容医療の内、美容外科手術は患者さんからクレームがあった場合、医師でなければ対応しにくいので、国家資格を有する医師の施術は必須です。それでも、埋没法による二重術や糸リフトなどは、ニセ医者が行っていることもあるようです。


そして、フィラー注入、ボトックス注射は見様見真似でも非医師でもできないことはありません。


レーザーなどの機器による美容医療であれば、更に非医師でもできないことはありません。実際に、機器の扱いは、医師の指示と監督があれば、看護師が実際行っています。

しかも、この指示と監督を医師の振りをした「白衣の非医師」が行っても、患者さんは何の疑いもなく騙されるでしょう。



私が嘗て患者さんから聞いた話です。


①   問診を医師資格のない女性が行う

問診は医師でなければ不法ですが、ある美容外科クリニックではコーディネーターなどと称する女性が、問診まがいの事を行って、一本幾らなどと料金の提示までしているようです。


➁フィラー注入を、中国人の看護師と称するものが行っている

水商売の女性を、とあるマンションに集めて、中国人の看護師と称する女性が、廉価でフィラー注入を行っていると聞いたことがあります。

日本国内では、これは医師法違反です。


➂ 医療資格のない者による医療脱毛行為

この問題は複雑で、一言では語れません。それは、非衣料の脱毛サロンとクリニックにおける医療脱毛の問題があるからです。いずれも、脱毛に用いる機器は、レーザーかIPLですが、いずれも出力を上げると毛を作り出す体の組織(バルジと言う)を損傷するので、非医療脱毛は出力を下げなくてはならず、従って「永久脱毛」はできなくて、「減毛」もしくは永久を外した「脱毛」と言うような宣伝文句を使わなければならないとされます。しかし、この出力の高低に数値的制限はなく、極めて曖昧な規定になっています。

即ち、脱毛の世界では医師法違反が蔓延していると見ることもできます。


(下図)エステ脱毛での熱傷(やけど)これは明白な医師法違反・傷害罪である。


④ 理髪店での黒子の焼灼

どこかの理髪店か美容院でレーザー機器による黒子の焼灼をされた、と言う患者さんを診察したことがあります。Qスイッチレーザーであれば、無麻酔でもさほど痛くないので、できないことはありませんが、炭酸ガスレーザーや電気焼灼器であれば、一瞬とは言え無麻酔では痛いです。もしも麻酔注射を用いたとしたら明確な犯罪です。


⑥ 白衣を着た男性が医師の振りをして看護師らしき女性に指示する

これは、かなりあるのではないかと危惧します。患者さんが見抜くのはかなり困難です。医師は名義貸しで、現場にはいなくてもわかりません。また、看護師と思しき女性がエステシャンや事務員であっても判別できません。

わたしは、医師や看護師と言った国家資格を有する者には、免許の縮小コピーを入れたネームバッジを必ずつけることを提案します。もっとも、偽造されれば鼬ごっこですが。


コラム1:途上国のニセ医者問題

例えば、パキスタンの例をテレビでやっていたので、取り挙げます。

パキスタンでは、何万人のニセ医者が堂々とクリニックを開業し、廉価で患者に薬を与えているそうです。患者は、それを必要悪と知りつつ、安いので診療を受けているそうです。また、病気によっては正規の医師にかかることが恥となるような風潮があり、ニセ者が繁盛するようです。そして、医師法違反の罰則は、クリニックの閉鎖位しかないそうなので、閉鎖しても違う場所に再度開業してしまうらしいです。出す薬も怪しいもので、ステロイドを調合したり、成分の不祥な物質らしく、患者の健康被害も絶えないそうです。同様の状況は、多くの途上国でみられるようで、美容医療関係のニセ医者もかなり跋扈しているようです。


コラム2:OTC類似薬の問題

これは、わが国における問題で、ニセ医者問題ではありませんが、薬の副作用の責任と言う点で、前期の途上国のニセ医者問題に通じることなので、ここで触れさせてもらいます。

確かに、解熱剤、胃腸薬、美白剤、保湿クリーム、ステロイド軟膏など、わざわざ医師に処方してもらわなくても、自己診断で薬局で買えばいいではないか、と言われています。健康保険で処方してもらう方が安いからと言う理由もあるようです。しかし、解熱剤などあわないと薬疹が出たり、重篤な薬疹では生命に関わることもあります。ステロイド軟膏は強さの区別と塗ってはイケない疾患や部位があり、自己診断は困難です。そのように健康被害が出た時、誰が責任をもつのでしょうか。保湿剤にしても、一生使い続けないとならない、難病の患者さんも沢山います。使用目的によっては、医師の処方箋でださなければ、治療が続けられなくなる病気もあります。実にそんなに簡単な問題ではないのです。


スクエアクリニック公式HP


警鐘!美容医療の落とし穴: 〜美容外科・美容医療に 纏わるトラブルや後遺症集


美容医療で死なないために: 美容外科・美容医療に纏わるネガティブな問題と近未来への提言


北岡冬木全詩集


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スクエアクリニック・デンタル 

医科院長 百束 比古

歯科院長 市川 陽一郎

〒101-0061東京都千代田区神田三崎町2-9-12弥栄ビル3階

TEL.03-6272-8787 FAX.03-6272-8895

E-mail: info@hiko-sq.com

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