大学病院と美容医療―美容外科を理解しない指導者
- HIKO HYAKUSOKU

- 2 日前
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百束比古#美容外科後遺症外来
姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)
現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
8. 大学病院と美容医療――美容外科を理解しない指導者
これは地方の国立大学の形成外科指導者に多くみられるのですが、美容外科学に全くあるいはそれ程興味を示さない教授の存在があります。確かに、東京や大都市から美容外科チェーン店の支店が、地方に進出しており、いかがわしい医療機関との揶揄があることは事実です。すなわち、地方では、美容外科に対して、アレルギーが介在しやすいのです。
教授などの指導者の意向は、下の医局員に敏感に伝わるので、多くの医局員は全く美容外科に興味を示さないか、こっそり美容外科クリニックにアルバイトに行ったり、後ろ指を指されながら医局を辞めて、美容外科クリニックに就職することになります。
勿論、理解ある教授もいて、形成外科専門医や学位の取得に協力的な指導をしてくれてから、送り出す場合もあることはあります。
しかし、どうも今でも大学では美容外科は紛い物扱いがないとは言えません。それは、美容医療の性格上、大学医学の学問体系から弾かれ気味であることが否めないからでしょう。
しかるに、時代が要請するような美容医療の展開には、医学は追随する必要があります。そのために、日本形成外科学会と日本美容外科学会(JSAPS)そして日本皮膚科学会は今以上の努力が期待されているのです



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