広告と美容医療――収益の大半は広告
- HIKO HYAKUSOKU

- 11 分前
- 読了時間: 3分
百束比古#美容外科後遺症外来
姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)
現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
10.広告と美容医療――収益の大半は広告
美容医療は広告で患者さんの集客を諮る必要がある、と言う事は前項で述べた次第です。
では、何処に依頼してどの位かかっているのか。具体的な数値は営業秘密なので示せませんが。
広告の手段には、以下のものがあります。
1.新聞広告、新聞ビラ
2.雑誌広告、作成雑誌
3.電柱看板
4.駅看板
5.ネット
6.SNS
7.ホームページ
8.乗り物(外)
9.乗り物(中)
10. テレビ
11. 口コミ(特典付き)
本来医療は広告しないと言う不文律があったのですが、昨今はそれも反故となって医療広告は野放しになっています。とくに美容医療・美容外科の広告は顕著で、恰も化粧品のようにあちこちで目にするようになりました。そして、チェーン店のようにあちこちに広告するところは、広告代理店にいらいするようです。
広告は、前項でも述べたように、集客が最大の目的です。聞いた話では、年商の8割が広告費だと言うクリニックチェーンもあるようです。ですから、料金を安いように見せかけて、来院したら何だかんだと言って、広告で提示した料金の何倍の料金を提示された、なんて話はざらに聞きます。実は、料金を例えば5000円~と書いてあるのです。この、~と言うのは、嘗て厚労省は禁止していたのですが、罰則がなかったのか現在は野放しです。またよく目にする「脱毛」ですが、エステ脱毛と医療脱毛があります。広告にはその区別は記載してありますが、その効果の差は曖昧です。というのは、使っている器械が同じようなもので、エステは医師が関与しないので、発毛の元である発毛組織を焼灼しない程度の出力に抑える、即ち「永久脱毛」はできないから、本来は脱毛ではなく「減毛」でなくてはならないとされているのに、厳密には守られていないと言う問題があります。
広告と美容医療の結論
美容医療の料金は、クリニックのテナント料、内装費、インテリアなどの製作費、医療機械の購入費・維持費、医師の給料、看護師の給料、事務員の給料、材料のストック代、光熱費、などの上に広告費が嵩むので、それらが診療費に含まれると考えると、広告に書いてある料金では全く対応できません。ですから、「~」がつくのです。
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