再生医療と美容医療――効果の曖昧
- HIKO HYAKUSOKU

- 13 分前
- 読了時間: 2分
百束比古#美容外科後遺症外来
姓名:百束比古(ひゃくそく・ひこ)
現在の所属:水道橋駅前・スクエアクリニック・デンタル医科部門院長
Ph:03-6272-8787 E-mail:info@hiko-sq.com
7.再生医療と美容医療――効果の曖昧
美容医療における再生医療とは、幹細胞によるコラーゲンの新生を促し、若返りを目指すものであります。古くから行われているのは、自己の血液を採取して遠心機で血小板濃縮血漿を作成し(これをPRP=Platelet Rich Plasma)、これを皮下に注入しコラーゲンの新生を促す方法である。これに、成長因子を加えると言うのが、コラーゲン新生を更に促進すると言って、ホームページなどで普く謳っているクリニックがあるようです。但し、加える成長因子が外用に使用される為に商品化されている薬剤で、注入することは禁じられている場合が多く、顔面の皮下にシコリを作って皮膚切開しなければ摘出できなかったり、皮下に発生する悪性腫瘍と区別できなかったりと、多くの問題があります。
。最近では、再生医療と謳って種々の方法が喧伝されていますが、かなり高額な割には効果が判然としない場合が多く、治療を受ける前に十分情報を収集して臨むことを進めます。コストパフォーマンスを十分に熟考しないと、あとから後悔することになりかねませんから。
下図(左)成長因子付加PRP注入後の額の凹凸。(右)成長因子付加PRP注入後の頬のシコリ。

スクエアクリニック公式HP
警鐘!美容医療の落とし穴: 〜美容外科・美容医療に 纏わるトラブルや後遺症集
美容医療で死なないために: 美容外科・美容医療に纏わるネガティブな問題と近未来への提言
北岡冬木全詩集
#美容外科後遺症外来


コメント