私が鑑定書・意見書を書いたり、裁判に関わった形成外科・美容外科の裁判事例概説
- HIKO HYAKUSOKU
- 13 分前
- 読了時間: 1分
4.#非吸収性異物のシコリ形成による#鼻変形
隆鼻術(鼻を高くしたり鼻筋を通す手術)では、従来シリコンプロテーゼや耳介軟骨を挿入する方法が主流だったが、ヒアルロン酸などのフィラーを注入する方法も選択される。
そこで、ヒアルロン酸では吸収されて、時に追加注入が必要なことがあるので、敢えて非吸収性のフィラーを注入することがある。しかし、その結果が不自然になっても、摘出には皮膚切開が必要になり、尚且つ完全には注入された非吸収性フィラーを摘出できず遺ることがある。そのため、トラブルになる事がある。

実例供覧
この症例では、鼻筋を通す目的で鼻稜部に、非吸収性フィラーを注入され、変形と注入部の発赤(皮膚の浅い部分に注入されたので、シコリになったフィラーと皮膚が固く癒着している。)が、不可逆的に残ってしまい、皮膚の発赤もシコリも摘出できない状況である。
スクエアクリニック公式HP
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北岡冬木全詩集
#非吸収性異物 #鼻変形
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